プロジェクト » フェスティバル/トーキョー

フェスティバル/トーキョー

昨年度までNPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)が開催してきた「東京国際芸術祭」は、行政機関等との連携のもと、「フェスティバル/トーキョー」と名称を変え、新たなフェスティバルとして生まれ変わります。ANJは、当フェスティバルの事務局を担います。
第1回目は2009年2月?3月の開催を予定し、演劇やダンスを中心に、国内外から新作・世界初演を含む演目をラインナップします(メイン会場:東京芸術劇場、あうるすぽっと、にしすがも創造舎)。
フェスティバルに関する詳細は、「フェスティバル/トーキョー」ウェブサイトをご覧下さい。

フェスティバル/トーキョー ウェブサイト

開催概要

フェスティバル/トーキョーは、東京からの文化発信を目指す東京都および財団法人東京都歴史文化財団、芸術文化によるまちづくりを推進する豊島区およびとしま未来文化財団、そしてフェスティバル運営に実績のある特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパンによって開催する、現代舞台芸術の祭典です。
池袋を中心に東京芸術劇場、あうるすぽっとなど豊島区池袋周辺の文化拠点を中心に実施する予定です。

東京国際芸術祭アーカイブス

東京国際芸術祭2002
ドイツ演劇の巨匠演出家クラウス・パイマン率いるベルリナー・アンサンブルの初来日公演が実現、『リチャード2世』をBunrakmura で上演した。またカナダ・ケベックの鬼才ロベール・ルパージュによる一人芝居『月の向こう側』、オーストラリアからはアボリジニ俳優を起用したプレイボックスの『ストールン』を招聘。また日本の作品では、若手劇作家として注目を集める土田英生の新作書き下ろし『南半球の渦』、長谷川孝治率いる弘前劇場とタイ、フィリピンの役者との共同創作による『インディアン・サマー』をそれぞれシアタートラムで上演。ダンスでは井手茂太にフォーカスし、イギリスのダンス・カンパニー、ダイバージョンズへの振付作品『暗黙の了解』、さらに美術家椿昇とのコラボレーションによる『くるみ割り人形』を、それぞれ新作・日本初演を行った。

東京国際芸術祭2004
国際交流基金との共催のもと中東シリーズが立ち上がり、クウェートの演出家スレイマン・アルバッサームによるハムレット翻案劇『ハムレット・サミット』アラビア語バージョンの新作・世界初演、レバノンの演出家ラビア・ムルエによるパフォーマンス『ビオハラフィア』および映像作品上映、パレスチナの劇団アルカサバ・シアターによる『アライブ・フロム・パレスチナ―占領下の物語』公演が行われた。この3演目連続上演は、中東地域の演劇が日本に初めて紹介される機会となり大きな社会的反響を呼んだ。一方ダンスではスロヴァキアの若手振付家ヤーン・デュロヴチーク率いるヤーン・カンパニーが『…Roemo+Julia…』を上演。以後4回続く、中東と東欧圏(旧社会主義圏)からの作品紹介という、東京国際芸術祭の大きな方向性が示されるフェスティバルとなった。

東京国際芸術祭2005
2005年は、中東シリーズとしてパレスチナのアルカサバ・シアターが再来日し、『壁-占領下の物語-』を東京国際芸術祭との国際共同製作で上演。日本美術界の鬼才・椿昇氏とのコラボレーションを行った。また、現代アラブ演劇の最高峰と表されるチュニジアの演出家ファーデル・ジャイビが、『ジュヌン-狂気』をアジア初演。日本の多くの観客に衝撃を与えた。また、ドイツ・ベルリンからフォルクスビューネが初来日し、『終着駅アメリカ』を上演した。その他、リージョナルシアター・シリーズは大阪、松山、名古屋、京都、札幌のカンパニーが東京でそれぞれの作品を上演。また創作ネットワーク委員会+Ort-d.dプロデュースの『昏睡』は、東京国際芸術祭として初めて会場としてにしすがも創造舎特設劇場を使用した。

東京国際芸術祭2006
アメリカのプレイライツ・センター、ガスリー・シアターと日米友好基金の協力のもと、非営利組織アーツ・ミッドウェストとの共同で、2000年以降の劇作4本を訳し、日本の演出家、俳優によってリーディング形式で公演する『アメリカ現代戯曲&劇作家シリーズVol.1 ドラマリーディング』を実施。 3年目となる中東シリーズは、クウェートのスレイマン・アルバッサーム・シアターが、東京国際芸術祭と共同製作で、世界初演の新作『カリラ・ワ・ディムナ-王子たちの鏡』を上演。またイスラエルで話題の振付家ヤスミン・ゴデールの作品『ストリベリークリームと火薬』という政治意識の高いダンスを紹介した。その他、ドイツ座のタールハイマー演出『エミーリア・ガロッティ』を招聘した。また、リージョナルシアター・シリーズの他、にしすがも創造舎のレジデント・アーティストの倉迫康史による『冬の花火、春の枯葉』、同じくレジデント・アーティストの阿部初美による『4.48 サイコシス』が「にしすがも創造舎演劇上演プロジェクト」として上演した。

東京国際芸術祭2007
最終回を迎えた中東シリーズは、東京国際芸術祭とパリのフェスティバル・ドートンヌとの国際共同製作による、レバノン人アーティスト、ラビア・ムルエの新作『これがぜんぶエイプリルフールだったなら、とナンシーは』を世界初演。また、チュニジアのファミリア・プロダクションが二度目の来日を果たし、『囚われの身体たち』を上演した。 2006年に引き続き『アメリカ現代戯曲&劇作家シリーズVol.2 ドラマリーディング』を実施し、3本の戯曲を日本の演出家・俳優によるリーディングとして上演した。その他、アイルランドからはドルイド・シアター・カンパニーが『西の国のプレイボーイ』を、ウズベキスタンからは「プーシキン原作『コーランに倣いて』」を招聘。にしすがも創造舎レジデント・アーティストの倉迫康史、阿部初美、高山明もそれぞれにしすがも創造舎で作品を創造・上演した。リージョナルシアター・シリーズは大きく枠組みを変え、地域の公共ホールを拠点に活動する地域劇団の育成と情報発信を目的とした「リーディング公演部門」と「創作・育成プログラム部門」の2部門制となった。初年度の2007年は、過去のリージョナルシアター・シリーズ参加団体から、札幌で活躍する演出家・北川徹氏を「創作・育成プログラム部門」に選出。宮城聰氏がアドバイザーとなり、新作『浮力』を上演した。

東京国際芸術祭2008
ダニエル・ベロネッセの『三人姉妹』(アルゼンチン)、リミニ・プロトコルの『ムネモパーク』(スイス)、また、シディ・ラルビ・シェルカウィ、ダミアン・ジャレ、アレクサンドラ・ジルベール、クリスチャン・フェネスらによる『スリー・スペルズ』(ベルギー)をにしすがも創造舎特設劇場で上演。また、Port Bによる”はとバス・ツアー・パフォーマンス”『東京/オリンピック』を特別上演。リージョナルシアター・シリーズでは、第52回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネートされた山岡徳貴子が「創作・育成プログラム部門」で新作書き下ろし公演『着座するコブ』を発表、またリーディング公演では『静物たちの遊泳』を上演した。また、東京国際芸術祭の後期10年を振り返るシンポジウム「東京にはどんなフェスティバルが必要か? フェスティバルの10年を振り返る」を開催した。