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観客をひとつの方向にアジテートする演劇、と誤解を受けかねないブレヒトの『教育劇』だが、その可能性は全く逆を向いているように思える。ブレヒトは舞台の観客による「受容」を問題にしていたのであり、その「受容」の内実とは、「"わたし"が世界との関係をどう結ぶか」=「世界を、"わたし"をどう創っていくか」という極めて批評的/創造的なものなのである。 |
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ローマを救った英雄であり、かつ実の妹を殺した殺人者でもあるホラティ人は、民衆の厳格な思考と言語によって判定され、賞賛されると同時に処刑される。 |