東京国際芸術祭2007 Tokyo International Arts Festival

にしすがも創舎上演プロジェクトとは

「にしすがも創造舎」というのは、西巣鴨にある稽古場施設のことです。
ここはもともと中学校でしたが、廃校になったためにその校舎を稽古場として転用しています。
多くの劇団がこの稽古場を利用し、作品を生み出しています。
「にしすがも創造舎演劇上演プロジェクト」は、より開かれた形をめざし 「創造(稽古場)から発信(劇場)へ」というコンセプトのもと始動しました。 ここで稽古を行い作品を創造するのみならず、体育館を劇場として使用し、その空間の特徴を活かして上演するというプロジェクトです。


05年『サーカス物語』

「にしすがも創造舎演劇上演プロジェクト」の第一弾は、2005年の『サーカス物語』。 演出家の倉迫康史の手によって、ミヒャエル・エンデのファンタジーの世界が、かつて体育館だった場所に現れました。



06年『4.48 サイコシス』

06年『冬の花火、春の枯葉』

公演では、現代演劇の本質的課題を見据え、ベケットと共通の問題意識をもってアプローチしつづける演劇人の作品を紹介します。
東京国際芸術祭からの参加作品は『ベケット・ラジオ』、『西の国のプレイボーイ』、『囚われの身体たち』(仮題)となります。

今回の「にしすがも創造舎演劇上演プロジェクト」は、阿部初美演出『アトミック・サバイバー ―ワーニャの子どもたち―』とPort B『雲。家。』です。
どのような作品がにしすがも創造舎で創造され上演されるのか、ぜひご注目ください。