東京国際芸術祭2004 10回記念ユーラシアフェスティバル
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インターナショナル・ヴィジターズ・プログラム


IVP(インターナショナル・ヴィジターズ・プログラム)とは?

インターナショナル・ヴィジターズ・プログラム(IVP)は、日本と世界の舞台芸術関係者が東京で出会い、未来の国際ネットワークと共同プロジェクトの構築を目指すプロフェッショナル・プログラムです。これまで97年より 4回実施され、世界17カ国から延べ39人の舞台芸術の制作者、フェスティバルや劇場のディレクターらが来日、日本の舞台芸術関係者との意見交換や実務レベルの協議を実施、多くの国際共同プロジェクトを生み出してきました。

今回の IVP2004は、3月9日−13日の5日間に渡って実施されます。 東アジア、中東、ヨーロッパから10名程度の舞台芸術関係者がゲストとして来日。期間中、率直な議論とダイナミックな交流を展開します。
→IVP一般公開プログラム詳細

IVP2004 4つのビジョンとプログラム概要

発信する
TIFがプロデュースする日本の演劇やダンスをIVPゲストに紹介、世界に向けて発信します。また、日本の舞台芸術の歴史と独自性に関するレクチャーを英語通訳つきで開催。さらに各公演でのランゲージサポートを充実させ、在日外国人が日本の舞台芸術に触れる機会も拡大していきます。
日本舞台芸術レクチャー: 2004年3月10日 14時30分 於:国際交流基金 
事前予約制 [英語通訳付] *原則、日本語を母国語としない方を対象とします

繋げる
TIFが中心となって独自の人的ネットワークを繋げ、情報の流通を図ります。IVP2004は、これまで極端に交流の少なかった中東と東アジアの2地域を結び、IVPゲストらによるプレゼンテーション及び交流会等を企画します。

実現する
IVP期間中に行われる数々のインナー・ミーティングを通して、TIFと海外の芸術機関やフェスティバルとの共同プロジェクトを立ち上げ、実現に向けた具体的な議論を行います。特に、東京を基点とした作品の再配分・循環を目指し、国際共同制作を提案します。

育てる
国内外から若い世代の制作者にも積極的に参加してもらい、次世代のアート制作者を育てます。10年後、20年後を視野に入れたネットワークと共通ビジョンを確立し、制作スキルの国際化を図ります。

 

IVP一般公開プログラム IVP特別プレゼンテーション [各国語通訳付] ]
2004 年 3 月 11 日(木)

於:国際交流基金 国際会議場
(港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル20階 ) [Mapion地図]

[アジア編] 10:30-12:30
『現場から探る、パフォーミング・アーツの共通ビジョン  in Asia 』  (仮題)


ナビゲーター: 未定
スピーカー  (予定) : ホン・ギユ / 東崇アートセンター プロデューサー [ 韓国 ]
  コニー・ラン / 香港アートセンター プログラム・ディレクター [ 中国 ]
  オードリー・ウォン / サブステーション 共同芸術監督 [シンガポール] 

民間劇場としての柔軟さを武器に多彩なプログラムを提供する韓国の東崇アートセンター。アーティストと中・長期的な契約を結び作品の創造から普及を支えるシンガポールのサブステーション。常にアートの最先端とコミュニティベース密着型プログラムを組み合わせたユニークな活動を展開する香港アートセンター。アジアをリードする 3つのアートセンターの若手ディレクターが現場経験に根ざした独自のアイディアを持ち寄り、未来のアジアを舞台とした共通ビジョンを探ります。

ランチ交流会 :  12:30-14:00 

ご参加の方は実費 1000円程度を会場にてお支払い下さい。

[中東編] 14:00-17:00
『揺れる中東、アートの現在進行形』  (仮題)

ナビゲーター:
ピエール・アビザアブ / 『ZAWAYA』 編集長 [レバノン]
スピーカー(予定):
ホーリーヤ・アブディルカーフィー /カルタゴ演劇祭 広報・海外プログラム・ディレクター [チュニジア]
  ラゥド・ウスフール/アンマン国際演劇祭 ディレクター [ヨルダン]
  フセイン・アーリファイー/アラブ演劇センター ディレクター [バーレーン]
   

絶え間ない紛争や国際政治に揺れる中東地域。そこから発信されるアートのリアリティとはどのようなものなのでしょうか? またイスラム教の価値体系や政治体制に対し、アーティストはどのような現代的芸術表現を模索しているのでしょうか? 斬新な切り口と強いビジュアルでアラビア語圏のアートシーンを牽引するマルチジャンル・アートジャーナル『ZAWAYA』編集長、ピエール・アビザアブ氏をナビゲーターに、ヨルダン、チュニジア、バーレーンからそれぞれ演劇界のキーパーソンを迎え、中東アートの現在進行形を俯瞰します。

IVPに関するお問い合わせ 
TEL: 03-5428-0337 E-mail: ivp2004@anj.or.jp(担当:相馬)

 




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