東京国際芸術祭について
東京国際芸術祭(以下TIF)は、毎年2月から3月にかけて都内で開催される、演劇、ダンスなどの舞台芸術のフェスティバルです。
TIFは、1988年に「東京国際演劇祭’88池袋」として始まりました。その名が示すとおり、池袋を拠点とした1ヶ月間のフェスティバルであり、サンシャイン劇場をはじめとする池袋の18劇場とその他2劇場が開催劇場でした。
その後も継続的に隔年で開催されましたが(90年、92年、95年、97年、99年)、アート界や社会情勢の流れが速まり、企画を継続させて成果を得ていくためには隔年開催では対応しきれないとの判断から、99年以降毎年開催されることになりました。
また、毎年開催にあたって、フェスティバル運営を行う恒常的な組織が必要となったため、00年からは実行委員会方式による運営に代わって、NPO法人アートネットワーク・ジャパンが運営母体となりました。
TIFは2007年で13回目を迎えます。中東各国のアーティストを招聘する「中東シリーズ」、にしすがも創造舎レジデント・アーティストの作品を上演する「にしすがも創造舎演劇上演プロジェクト」など、いずれも演劇の思想性・社会性・政治性を問いかけるラインナップとなっております。